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2021年10月26日火曜日

第三者住宅検査

 未だによく耳にする言葉です。

  • 設計事務所は豪邸しか設計しない。

  • 設計事務所に依頼すると建築主の意見を無視して奇抜な家を建てられる。

自らの職能を求めていただけることは大変光栄なことです。

弊社としては規模の大小やご予算による選別は行わず御請けさせていただくことを基本としており、ご指名いただいた仕事についてはお施主様第一主義をモットーに全力で取り組ませていただきます。


事務所の中で図面を書く「設計」以外の仕事として、最近ちょくちょくお声がけいただいているのが「第三者住宅検査」です。

ホームインスペクション、住宅診断、住宅検査と呼称は色々ございますが、設計者や施工者(工務店やハウスメーカー)とは別の第三者が、購入予定の住宅の状態を確認したり、新築工事の工程毎に現場に出向いて検査を行う仕事です。

「一生に一度の大きな買い物、それが欠陥住宅であったなんてことになったら・・・」

「施工側の身内で行われる社内チェックだけでは心配だ」

このような不安をお持ちの方から第三者検査の依頼先としてお声がけいただけるのは、非常に光栄なことです。

「欠陥住宅」と言いますと、お金儲け重視の業者が故意に手を抜くというイメージをお持ちの方も多いでしょうが、むしろ工事中の「うっかり」「見落とし」によるものが大半です。

また、引き渡し後の不具合発覚というのは業者側にとっても費用や時間がかかってしまいます。
それゆえ、チェック・確認をおろそかに適当にすませるという業者もほとんどいないと認識しております。

自分たちの仕事に誇りを持ち、誠実に作業を行う方でもヒューマンエラーが生じてしまうからこそ、「任せっぱなし」にせず、チェックの目を増やすことで「うっかり」「見落とし」を0にする。



これが「第三者住宅検査」の目的であると私は思っております。


ですので、施工業者とは「ミスを指摘する・される」という主従・敵対関係ではなく、無事の竣工、御引き渡しをお互いの最終目的とし、お施主様に喜んでいただくために協力しあう関係であると考えます。

理想としては指摘、修正指示箇所が0で、「検査を頼まなくてもよかったね」なんて冗談を言われるくらいの仕事だとすら思います。

「正しく施工されていることを証明する」ということも検査業務の一つであると思うからです。

弊社は検査専門の事務所ではないため、とくにメニュー表などは用意しておりません。

逆にご予算を提示いただけましたら、その範囲内での検査回数、業務を提案させていただきますので、詳細はお問い合わせいただければと思います。






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