2012年の8月まで、日本一高いビルの称号は高さ296mの横浜ランドマークタワーに与えられていました。
その称号が大阪に移されたことは大きな話題となりました。工事途中段階で横浜ランドマークタワーの高さを抜いた地上60階建、高さ300mのあべのハルカスが今、日本で最も高い超高層ビルです。
実は計画当初の高さは航空法による高さ制限ゆえ、横浜ランドマークタワーより低い270m前後を予定していたそうです。ところが、2007年春の航空法の改正により高さの制限がなくなったことを受けて日本一の高さとするように計画変更をしたそうです。
道路・鉄道に囲まれ、立体的に複雑な超高層ビルを敷地いっぱいに建設するこの工事は、施工を担当した竹中工務店の作業所長に「日本一難しい現場」と言われるほど施工が困難だったようです。
なお、あべのハルカスの手前に写っているのは阿倍野歩道橋。こちらも交通量の多い交差点での施工となる困難な工事となりました。
この歩道橋もあべのハルカスと並ぶ天王寺・阿倍野地区の象徴です。上空から見ると「a」の字を模しているとのことですが、地上からは視認できません(笑)。
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