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2014年5月15日木曜日

カタログの更新

設計事務所にいて時々感じるのは、一般の方の持つ我々の仕事のイメージと実態が大きくかけはなれていることです。

Web上でこのようなアンケート(アンケート実施期間:2002/03/10~03/31  有効回答者数: 160人(男性:65人,女性:95人))があったので読んでみたのですが、集計時期がやや古いとは言え世間的にどう思われているのかがよくわかり非常に興味深かったです。

そもそも「建築家」なる人物が身近にいないという方が大多数のようです。
そして「依頼するのにハードルが高い」と感じている方が非常に多い。これは体感もしています。

「デザイン重視」「お金がかかる」「素人のいうことを聞いてくれない」等々のネガティブな言葉で表現されている理由もあり、気軽に相談できる対象ではないと感じている方が多いようです。

反面、ドラマ等でとりあげられることもある職業なので、いいイメージでとらえて下さる方もいるようです。うれしい反面、これまた実態とは違った印象でとらえられているという点ではかわらないとも言えます。

実際のところはどうなのでしょうか?

確かに膨大な知識と経験の引出しの中から、お施主様に最適な案を提供し、それを具現化するために奔走している日々ですが、それだけではないアーティスティックさのかけらもない日常の雑用や地味な作業も我々の仕事のうちです。

このブログでは時々設計事務所の中で起こっている日常を切り取ってみます。
実態を知っていただければ少しは身近に感じていただけるのかな?なんてことも妄想しつつ(苦笑)

実のところ、いわゆる雑用にとられる時間は一日のうちでもかなり多いのです。

コピー取りや製本、FAXやメールの送信、書類や図面のファイリング等々・・・一般的なお仕事と共通するような雑用は我々も毎日行っています。

しかし、中には設計事務所ならではの雑用があります。

その一つが「カタログの整理」。

設計や監理をするうえで色々な建材を選別し、採用し、設計図に盛り込むために各社様が発行しているカタログはなくてはならない資料なのですが、日進月歩の技術革新により何年かの単位で情報が古くなっていきます。

古い情報のままで設計をすすめると「採用予定の品が廃番」「形がかわっていて想定の通りに取付できない」ということにもなりかねません。

というわけで定期的にカタログを更新していかなければならないのですが、何しろ書棚に入りきらないくらいの冊数です。カタログの発行年数をチェックし、そのうえで古いものを選別し、メーカー各社様に依頼してカタログを取り寄せる。これだけでもかなりの作業量になります。

必ずしなくてはならない作業ですが、面倒な作業でもあるのでついつい後回しにして更新をためこんでしまいがちでもあります(反省)。

最近は各社様のHPでカタログ依頼フォームを作っていただけていることが多いので電話とFAXで発注していたころより格段に手数が減りました。

最新の情報を得るためにはついてまわる手間ですね。Webカタログの使い勝手がもう少しよくなれば処分する紙の量も減らせるのですが・・・

古いカタログの上に載せてあるのは弊社のヘルメットです(笑)

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