昨日7/17の夜、東京は浜松町のメルパルクホールにて開催された「第60回アイカ現代建築セミナー」に参加してきました。
講師は世界的に活躍されている建築家、隈 研吾さんです。
テーマは「小さな建築」。鉄やコンクリートで構成された大きな建築に対して、小さな単位で構成された自身の作品を様々なエピソードを交えて紹介してくれました。
馬頭町広重美術館 |
浅草文化観光センタ- |
アオーレ長岡 |
プロソミュージアム・リサーチセンター |
梼原 木橋ミュージアム |
スターバックスコーヒー 太宰府天満宮表参道店 |
サニーヒルズ南青山店 |
なかなか挑戦する機会のないディテールの数々を紹介していただきました。
一見すると同じに見える木の格子がだんだん進化していったのですね。サニーヒルズでは「地獄組み」という一組んだらなかなか外せない伝統的な組木格子を採用したそうです。
こんなに実験的で遊び心のある建築にチャレンジするのは楽しいでしょうね。
こんなに実験的で遊び心のある建築にチャレンジするのは楽しいでしょうね。
また、有名建築家といえども我々のような小さい設計事務所と同じような苦労をしているのだなと自分のことと重ねあわせて苦笑してしまいました。
・スターバックス大宰府では一般店の倍コストがかかって施主から小言を言われた(結果的に世界的に有名になったことでスターバックスの会長があいさつに来てくれたそうです)。
・アオーレ長岡では「議会が1階にあるのはおかしい」「長岡にはもっときれいな木が出るのになぜ節だらけの木を採用するのか?」と叱られた。
・広重美術館のエントランスは幹線道路側に向けてほしいという要望に対して里山側に向けた提案になかなか納得してもらえなかった。
いずれの設計も最終的には好評を博したそうです。
このようなセミナーは自身の研鑽のため、今後も積極的に参加したいですね。
いずれの設計も最終的には好評を博したそうです。
このようなセミナーは自身の研鑽のため、今後も積極的に参加したいですね。
当日は学生さんも多く、熱心に質疑応答をしていました。何しろ人気のある建築家ですので、ホールは満席。セミナー終了後は建物を出るのも一苦労でした。
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